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【ひと】大阪での街頭募金の復活に向けて

2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第15週目となる11月5日(土)には大阪、香川、沖縄の3県で実施されます。

今回は大阪での募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生ののりさんを紹介します。

 

 

のりさんは徳島県で生まれ育ちました。将来の夢は英語の先生になること。その夢を追いかけ、故郷を離れて大阪の大学に通っています。大学での専攻はスペイン語で、英語とスペイン語の教員免許の取得を目指し、日々勉学に勤しんでいます。大学ではボランティア部に所属し、中学生への学習支援の活動を行っているそうです。

 

そんなのりさんは、8歳のときに父親を肺がんで亡くしました。母は一生懸命働いてくれましたが、遺された2人の子どもの学費を捻出するのは簡単ではありません。どうしようかと頭を抱えていたときに出会ったのがあしなが奨学金でした。のりさんは高校から奨学金を受け始め、そして今の大学に進むことができたといいます。

 

 

大学のボランティア部で山の保全活動をおこなうのりさん(右)

 

 

あしなが学生募金事務局の一員になったのは大学1年生の時のこと。自分と同じ境遇にいる仲間と交流を深めたり、遺児について考え、それを社会に発信したりしたいと思い、入局しました。1年生のときはまだコロナ禍が始まっておらず、街頭募金も普通に実施できており、のりさんも一生懸命募金を呼びかけました。コロナ禍以降は街頭に立つことができていませんが、遺児たちのために高校への校内募金実施依頼の電話がけを行うなど、地道に活動を続けてきました。

 

 

学生募金事務局関西エリアの会議。この日は「全国募金リレー」に向けての戦略を話し合った(2022年4月)

 

 

2021年12月、大阪ではコロナ禍で中止していた街頭募金を、2年ぶりに実施することができました。しかしながら実施は2時間だけで、場所も高槻駅前の1か所のみと限定的な復活でした。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、のりさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。

「コロナ禍で生活に苦しみ、大学に進学しようか悩む遺児や親に障がいがある子どもたちがさらに増えたと思います。私は彼らを少しでも救うために、私たちは全力で募金を呼びかけます。大阪の皆さん、ご協力をお願いします!」とのりさんは力強く語ってくれました。

 

 

大阪での募金は11月5日(土)に、京橋駅、天王寺駅、大阪阿部野橋駅、泉ヶ丘駅、枚方市駅、高槻駅などで実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。

また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在大阪府内では、全国最多の877人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。

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