【ひと】奈良での街頭募金の復活に向けて
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第16週目となる11月12日(土)には愛知、奈良、和歌山の3県で実施されます。
今回は奈良での募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生のほのかさんを紹介します。
ほのかさんは奈良県香芝市で生まれ育ちました。大学では歴史学、特に中国史を専攻しています。趣味は吹奏楽で、中高大と続けてきました。現在大学4年生で、大学生活も残り1年弱。「頑張ってよかった」と卒業時に思えるよう、一瞬一秒を大切に学生生活を過ごしています。
そんなほのかさんは、大学1年生のときからあしなが学生募金の活動に携わっています。自分自身も、あしなが奨学金のお陰で大学に行くことができたというほのかさん。自分と同じように学費に悩んでいる遺児たちの現状を、多くの人に伝えたいと思い、入局を決意しました。
大学1年生の10月を最後に、コロナ禍で街頭募金は実施できない状況が続きましたが、代わりにクラウドファウンディングのページを作成して寄付を募るなど、今できることを懸命に頑張ってきました。現在は学生募金事務局奈良ブロックのヒューマンリソースユニット(局員募集などを担う部門)のリーダーとして活躍しています。
奈良県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、ほのかさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「私自身もあしなが奨学金を受けて大学に進学しました。経済的な問題で進学を諦める遺児は日本全国 、そして奈良県にもいます。このような状況を皆さんに知っていただくため私は募金を呼びかけ続けます。奈良県の皆さん、ご協力をよろしくお願いします」とほのかさんは力強く語ってくれました。
奈良での募金は11月12日(土)10時から18時に、近鉄奈良駅前、学園前駅前、生駒駅駅前、大和八木駅前で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在奈良県内では94人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。