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奨学生OB・OGメッセージ『希望のリレー』#1 ~あしなが奨学金が拓いた遺児の未来~

あしなが奨学金を利用して学び、社会へ巣立っていった方々を、奨学生OB・OGと呼んでいます。このほど、OB・OGの方々から、あしながさんへの感謝の言葉と現役あしなが奨学生への応援メッセージをいただきました。

メッセージには、奨学生となった事情、奨学金によってかなった夢、現在のようすなどが綴られていました。あしながさんの愛の詰まった奨学金が、遺児たちの未来を切り拓いてきたことを伝えてくれるメッセージばかりです。シリーズ記事『希望のリレー』としてご紹介していきます。 ぜひお読みください。

「あしながさんの愛があったから」

◆父がクモ膜下出血で倒れ、家も新築したばかりで経済的に大変な状況となりました。結局、自己破産で家を手放しました。そのために、母も仕事をするようになりました。あしながさんの奨学金で母も助かったと思います。(29歳女性)

◆あしながさんの愛があったから高校に通うことができました。高校を無事に卒業する事ができて今があります。あしなが育英会の存在、あしながさんの存在が本当にありがたいです。本当にありがとうございます。(36歳女性)

◆父が亡くなり、姉は中学校へ、弟は小学校低学年、祖父母と祖父母は農業の収入不安定、母の収入だけでは大変だったと思います。その時期は、あしながさんには大変お世話になり、ありがとうございました。(44歳男性)

◆〈今、頑張っている君たちへ〉いっぱい大変な事もあると思います。でも楽しい事もたくさんあるよね。あってほしい。夢に向かうみんなを、卒業生として応援しています。
〈あしながさんへ〉私は、あしながさんのおかけで、夢を叶えました。今は、幸せな家庭を守れるように、子どもたちに悲しい思いをさせないように頑張っています。今があるのはあしながさんのお気持ちのおかげです。(42歳女性)

◆あしながさんには大変お世話になり、無事に就職することができました。これからも社会人の一人としてしっかりと頑張っていきます。学生のみなさん、支えてくださる方がいることへの感謝を忘れず自分の夢に向かって頑張ってください。(20歳女性)

◆あしなが育英会のおかげで、無事、高校と大学を卒業する事ができました。母子家庭でしたので、アパートを借りて大学生活を送るのは大変でした。バイトも頑張り、あしなが育英会と、日本学生支援機構の助成も受けました。大学の単位も3年までにほとんどとり、4年生ではアパート引きあげ、週1回の通学で、あとはバイトして学費をおぎなっていました。(23歳女性)

◆大学卒業し、あれから12年…こんな私も結婚し夫と子ども3人と暮らしているとは、12年前は想像もつきませんでした。認知症の高齢の父が他界した高1の秋、あの時、家庭科の先生が「あしなが奨学金」をすすめてくださったおかげで、あしなが育英会と出会えました。あしながさんから、高校、大学の間ご支援と心温まるお手紙に支えられ今があることを、心から感謝しています。高校、大学で頂きましたあしながさんのお手紙、今も大事な宝物です。(35歳女性)

 

「夢は叶えられるのだと伝えたい」

◆奨学金だけではすべての生活費をまかなうことはできませんでしたが、奨学金のおかげで高校に通い、卒業することができました。現役での大学進学はできませんでしたが、社会人3年目(21歳)の時から通信の短期大学に通学することができました。ありがとうございます。同世代の人たちと同じような道をすすむことはできないかもしれませんが、夢はかなえられるのだと伝えたいです。(23歳女性) 

◆〈学生のみなさんへ〉学生時代の経験は一生大切になります。一生の付き合いとなる、大切な出会いもあります。寄付してくださる方に感謝し、どうか今を大切に生きて下さい。私は卒業して10年がたちましたが学生の時、一生懸命やっていてよかった、と思っています。(32歳女性) 

◆就職したら良くも悪くも自分次第なところがあるので、学生のうちに生きる力を身に付けている皆様の将来はきっと明るいです。あしながさん、私の小学生からの夢だった“空港で働く”を叶えさせていただきありがとうございます。空の上の私の父も喜んでいると思います。(25歳女性) 

◆〈学生の方たちへ〉いつも支えてくださっている方たちがいることを忘れず、好きなことを学び、楽しくなるべくすごして、なりたいものに近付けるよう応援しています。〈あしながさんへ〉私が今、こうして社会人として、母親として、過ごせているのは、あしながさんたちの支えもあったからです。顔も知らない私のために尽して下さり感謝でいっぱいです。人の温かさ、支えられる強みを学んだ私は今、医療従事者として、返していけたらと日々、奮闘しております。どうかお身体にお気をつけて頂きたいです。本当にありがとうございました。(30歳女性) 

◆「あしなが」がなかったら、大学にも行けてなかった。親を亡くして、絶対に大学を卒業したかった。親もそれを望んでいたので卒業できたのは、あしなが育英会のおかげです。ありがとうございます。今は良い仕事にもつけているため、充実できています。しっかり返還して、恩を返したいと思います。(30歳女性)

 

◇◇◇

 

あしながさんから奨学生へのメッセージも不定期でご紹介しています。ぜひお読みください。



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