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【ひと】埼玉の募金復活に向けて

2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第19週目となる12月3日(土)には千葉県と埼玉県で実施されます。

今回は埼玉での募金の復活に向けて奮闘する、越谷在住のあしなが大学奨学生のカズマさんを紹介します。

 

カズマさんは兵庫県姫路市出身。現在は埼玉県越谷市に住んでおり、大学では生命科学を学んでいます。将来は食品関係の仕事に就くことを目指している大学4年生です。カズマさんは小5のときに父親を病気で亡くしました。母は一生懸命働いてくれましたが、その収入だけでは大学進学は難しく、たどり着いたのがあしなが奨学金だったそうです。

 

 

カズマさんの大学の教科書 。極限生物や微生物実験について学んでいる

 

 

そんなカズマさんが学生募金の活動を始めたのは、大学1年生のときのこと。今、自分が大学に通えているのはあしながの奨学金のおかげ。自分と同じように学費に困って大学進学が難しいと悩んでいる後輩たちに奨学金を届けたいと思い、入局を決めたそうです。これまで高校への校内募金の実施依頼の電話がけなど、縁の下の力持ちとして活動を支えてきました。

 

埼玉県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、カズマさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。

「今この瞬間もお金の問題で進学が難しい、できないかもと頭を抱えて悩んでいる遺児や親に障がいがある子どもたちがいます。そんな子どもたちのために、僕たちは全力で募金を呼びかけます。埼玉の皆さん、ご協力よろしくお願いします!」とカズマさんは力強く語ってくれました。

 

 

コロナ禍前の新越谷駅前での街頭募金(2019年10月)

 

 

 

埼玉での募金は12月3日(土)に、浦和駅前(東口)、川越駅前(東口)、川口駅前(東口)、北朝霞駅・朝霞台駅前(JR・東武連絡通路)、新越谷駅・南越谷駅前(南越谷駅改札前)で10時から17時に実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。

また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在埼玉県内では308人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。

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