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高校生の仲間たちへ

 

今回は宮城県の高校を3月に卒業するあしなが奨学生フランシスさんから、全国の高校生の仲間たちに向けたメッセージです。

 

幼い時に父親を亡くしたフランシスさんは、ウガンダのナンサナ市で育ち、あしながウガンダレインボーハウスの支援で中学校に通いました。明るく素直な人柄や旺盛な好奇心が評価され、また、優秀な成績を収めたため日本の高校留学プログラムに選抜されました。日本に留学してからは生徒会、ウガンダ・ガールズ・プロジェクト、あしなが学生募金、夏のつどいなど積極的に行事に参加しています。

 

2019年の終わり、大学受験を控えた2年生後期にコロナウイルスの大流行が始まり、大事な3年生の受験期を今までとは全く異なる状況で過ごしましたが、このたび、今年の4月に開学する叡啓大学に合格しました。どんな状況でも立ち止まらず、努力を続けてきたフランシスさんから、困難な状況にあっても行動し続ければ、実を結ぶことができるという暖かい励ましのメッセージです。

高校生の皆さんへ

高校の卒業が近づいていますが、皆さんお元気ですか。

コロナの影響でいろいろなことが変わりました。以前のように毎日学校に行くことができなくなったり、友達との付き合いもできなくなりました。マスクを手放せない生活になっても、私たちは毎朝早起きして勉強しなければなりません。やらなければならないことがたくさんありますが、大学で勉強したいという頑張りたい気持ちで、どんな困難にも負けないでください。

 

私が受験勉強中に感じたのは、オープンキャンパスや模擬授業で直接に大学を体験することができなかったので、大学の先生たちとほかの受験生の雰囲気が分からず、不安でした。ですが、大学のことを詳しく理解するために大学のウェブサイトやYouTube で先生のメッセージを聴いたりしました。それから、オンライン授業体験に参加して大学の教授やほかの受験生とディスカッションしました。これによって、私は自信をもって受験を続けられました。だから皆さんもわからないことがあっても、先生や友達と相談したり、ネットで調べたり行動し続けてください。

 

私は、今年の春、広島県の叡啓大学に進学します。大学では、ソーシャルシステムデザインを勉強して、将来はウガンダのすべての人が質の高い教育や医療を受けられる、生活水準を向上させるためのシステムを開発したいです。

応援してます!

 

フランシス

 

多くの学生の皆さんがコロナのために大学進学をあきらめたり、学業の中断を余儀なくされたり困難な状況に直面しています。ですが、決してあきらめずに行動をし続ければ、いつか必ず道は開けるでしょう。4月になれば美しい桜と共に日本各地で入学式が開かれることを願っています。1日も早く、また笑顔で喜びを分かち合える日が来ますように。

 

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