【まもなく記者発表】長引くコロナ禍 遺児家庭の窮状が明らかに
遺児奨学生と保護者6,250人にアンケート
長引くコロナ禍の影響を受け、遺児家庭から悲痛な声が上がり始めています。あしなが育英会は、遺児家庭の実態を把握するため10月23日から11月5日にかけ、本会の支援する奨学生全員とその保護者を対象に過去最大規模のアンケートを実施しました。
集まった回答は6,250通。遺児家庭の悲鳴を社会に届けるとともに、本会の新たな支援策を発表するため、記者発表を実施することといたしました。
記者発表「あしなが奨学生と保護者アンケートの結果と支援策」
日時:11月30日(月)13:00~
場所:あしなが育英会本部(東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館4階)
出席:玉井義臣本会会長、あしなが学生募金リーダーら(大学奨学生)
※全国主要都市の県庁記者クラブ等でも同日午後、各地域の調査結果を発表します。
日本経済は一部で回復の兆しも見えていますが、遺児の保護者の多くは失業や減収状態が続いたまま、年の瀬を迎えようとしています。
「農家から破棄する野菜をもらい、腐っていないところを探して食べました」
「『貴方の子どもに生まれたのが恨めしい』と娘に言われ、もう消えてしまいたいです」
自由記述回答の中には自死をほのめかす回答も見られました。また、退学を検討している大学奨学生も少なくありません。
半世紀にわたって毎年春秋に行ってきた「あしなが学生募金」の街頭活動は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今春に続き、秋も断念しました。
しかし、「遺児家庭の声を社会に届ける」という街頭募金の使命は変わりません。