【詳細レポート】滋賀で街頭募金を実施しました
5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。7月2日(土)には福井県と滋賀県で2年半ぶりに街頭募金が行われました。本記事では滋賀県での募金の様子を報告します。
ご通行中の皆さま、ただいまあしなが学生募金をおこなっております!
―絡みつくような暑さの中、滋賀県5カ所、草津駅、南草津駅、石山駅、大津京駅、彦根駅で約30人の学生が声をあげ、募金活動をおこないました。熱中症の危険もある事から募金活動は2時間の限定的なものになりましたが、多くの方々のご支援を受けました。
草津駅前で学生募金事務局滋賀ブロックマネージャーの丸岡さんは呼びかけました。
「私は高校2年生の時に父を亡くしました。母は辛い気持ちを見せず私や弟たちを育ててくれました。私はあしなが育英会の奨学金のおかげで、大学に進学することができました。しかし、全ての遺児・障がい者家庭に大学進学が保証されているわけではありません。遺児・障がい者家庭が抱える問題はとても深刻です。」
呼びかけをはじめるとその声を聞き、多くの方が募金箱に近寄って募金をしてくださいました。
はじめて募金活動に参加した大学生たちからは、
「思ってたより沢山の人が私たちの声を聞いてくれて、募金をしてくださって、すごく、なんか、募金していただいて涙がでそうになったっていう気持ちがありました。自分がいただいている奨学金がこうやって街の方々やあしながさんからのご寄付で成り立っているんだなという事を痛感して、これから大切に使うと共に、ちゃんと学業を頑張ろうと思いました。」
「初めての参加で緊張したんですけど、始まる前から支援をしてくれる方がいて、とても嬉しい気持ちになって、そこから良いスタートを切れました。沢山の方に支援いただいて良かったと思いました。」
街頭募金が社会へ訴えることだけではなく、参加している大学奨学生たちにとっても自分たちの奨学金がどのような想いでつくられているのかを知ったり、改めて自分たちの勉学に対する態度を見直したりする機会にもなっています。
先ほどの丸岡さんは、街ゆく人々に対しても訴え続けました。
親が亡くなってしまったから、重度の障がいがあるから、子どもたちが経済的な理由で夢を諦めてしまうことは、一刻も早い解決がされれるべき問題です。
私たちあしなが学生募金は、あしながさんをはじめ多くの方々に支えられ、50年間にわたり多くの子どもたちを支援してきました。しかしまだまだ多くの遺児たちが苦しい思いをしています。遺児・障がい者家庭を取り巻く問題はとても深刻です。沢山の子どもたちを救うため、みなさんの暖かいご支援・ご協力をよろしくおねがいいたします。
募金は単にお金を集めるという事だけではなく、自分の事を考えたり、他の人の事を考えたりするきっかけにもなっており、誰かのためにというあしながのフィロソフィーの根源を形作っています。

彦根駅前

大津京駅前

草津駅前

石山駅前

南草津駅前
この日の滋賀県での街頭募金では、5カ所で計227,096円のご寄付を頂戴しました。
温かいご支援に感謝申し上げます。
また募金の様子は下記の報道機関に報じられました。リンク先でWeb記事をご覧いただけます。
- えふえむ草津
- 京都新聞
- 読売新聞
滋賀での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在滋賀県内では92人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。
また、滋賀県の次は7月9日(土)には京都府の河原町、烏丸、桂川駅、そして兵庫県の三ノ宮駅、元町駅、名谷駅、明石駅、姫路駅、六甲駅、六甲道駅、芦屋駅、西宮北口駅、尼崎駅で実施します。時間は全拠点10時から13時までです。引き続きあしなが学生募金への応援をよろしくお願いします!
あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。
あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。
これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。
遺児たちをそっと支援する「あしながさん」として、子どもたちを応援してくれませんか?