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【現地レポート】愛媛で3年ぶりの街頭募金を実施しました

5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。10月22日(土)には島根県と愛媛県、鹿児島県で街頭募金が行われました。本記事では愛媛での募金の様子を報告します。 

 

3年ぶりの愛媛での街頭募金を前日に控えた10月21日(金)。松山市内の会議室には募金箱などの資材の準備と、当日の運営の打合せのために集まった学生たちの姿がありました。

現在愛媛であしなが学生募金事務局のメンバーとして活動している学生は2人。愛媛の大学で経済学を学ぶにっしーさんと、短大で保育を学んでいるりくさんです。2人とも2年生で、コロナ禍による休止期間前の活動のことは知りません。初めての本物の街頭募金を前に、その表情には不安と緊張の色が見えていました。

 

 

本会中四国エリア担当の米澤職員(左)と、募金の一日の流れについて確認するりくさん(右)とにっしーさん(中央)。

 

 

そして迎えた募金本番。街頭募金は松山市のいよてつ高島屋前と松山三越前の2か所で実施しました。

 

いよてつ高島屋前には6人の本会大学奨学生に加えて、愛媛県立東温高校JRC部と聖カタリナ学園高校の生徒のみなさんもボランティアとして参加しました。

多くの人々が行き交う道には、学生や高校生ボランティアの呼びかけが響き渡り、立ち止まって呼びかけに耳を傾けてくれた方も多くいました。

 

りくさんは「私には父親がいません。私が1歳の時に亡くなってしまいました。そんな私にも夢があります。小学校の頃から保育士になることを夢見ていました。高校へ行けたのも、今短大で保育の勉強を出来ているのも、あしなが奨学金のおかげです。夢を諦めずに短大で学べていることに、本当に感謝しています」と、感謝の気持ちを街頭の人たちに伝えていました。

 

 

多くの市民が足を止め、りくさん(左)がもつ募金箱に手をのばしてくれた(いよてつ高島屋前)

 

 

募金に参加した東温高校1年の加藤さんは「JRC部のメンバーで話し合って、ボランティアに参加することを決めました。募金に参加することで遺児の現状についても学ぶことができよかったです。来年もまた参加したいです」と感想を語ってくれました。

また聖カタリナ学園高校3年の今村さんは、「募金してくれる人は多くないと思っていたが、予想とは違い多くの人が募金をしてくれ、松山の人たちの優しさを感じました」と話していました。

 

 

「大きな声を出すことができ、度胸がつきました」と東温高校の加藤さん(中央)は活動を振り返った

聖カタリナ学園高校のみなさん。今村さん(中央)が持っているのは、あるご婦人が持ってきてくださった、30年貯めたという象の貯金箱。

 

 

 

松山三越前での募金には、8人の大学生が参加しました。

松山三越は四国最大の繁華街「大街道」にあり、多くの人通りがあります。

学生たちの熱い呼びかけに、通りかかった多くの方が協力してくれました。

 

 

奨学金の必要性を訴えるにっしーさん(右から3番目)

夕方は人通りが増え、より活気ある活動となった

 

この日の愛媛の募金で集まったご寄付は43万3350円。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

また、愛媛での募金は下記の報道機関に報じられました。

 

 

 

 

 

愛媛での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在愛媛県内では145人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。  

 

 

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