アフリカ奨学生からのお手紙| ペテモヤさん
アフリカ奨学生からのお手紙「バオバブの芽」#1
ペテモヤさん(コンゴ民主共和国)
このシリーズは、本会のアフリカ出身遺児奨学生から、日頃ご支援くだっている「あしながさん」に宛てた自筆のお手紙を紹介するものです。お手紙を書いているのは、100年構想生、ウガンダやセネガルからの高校奨学生など、アフリカの未来を担い、日本とアフリカの架け橋になりえる有望な若者たちです。
今回ご紹介するのは、コンゴ民主共和国出身100年構想生のペテモヤさんからのお手紙です。
ペテモヤさんは福井県にある福井大学工学部に在学する2年生。
私の志は、母国のインフラの発展に貢献することです。コンゴ民主共和国は、アフリカ大陸で2番目に大きな国土を擁する国ですが、今年の5月に起きたニーラコンゴ噴火などの自然災害をはじめ、長年の内戦や紛争が原因で、道路や電気・水道、建築全般の整備が遅れています。私は将来、建築関係の会社を設立し、地元の原材料を使って耐久性のあるインフラを提供するために、地元の多くのエンジニアが働ける建築関係の会社を設立したいです。
アフリカ出身遺児奨学生の中には、本会の支援で留学するまで生まれ育った地域から出たことがなく、今日一日をどう生きるかというような厳しい暮らしをしていた学生も多くいます。そんな彼らが今、日本の安全な教育環境で集中して勉強し、多くの機会に挑戦できるのは、皆様のご支援のおかげです。どうぞこれからもアフリカ遺児たちのがんばりを応援してください。
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