アフリカ奨学生からのお手紙 ノエルさん
アフリカ奨学生からのお手紙「バオバブの芽」#2
ノエルさん(ブルンジ民主共和国)
このシリーズは、本会のアフリカ出身遺児奨学生から、日頃ご支援くだっている「あしながさん」に宛てた自筆のお手紙を紹介するものです。お手紙を書いているのは、100年構想生、ウガンダやセネガルからの高校奨学生など、アフリカの未来を担い、日本とアフリカの架け橋になりえる有望な若者たちです。
今回ご紹介するのは、ブルンジ共和国出身100年構想生のノエルさんのお手紙です。
ノエルさんは秋田県にある国際教養大学に在学する3年生。将来は母国ブルンジで教育の発展を目指して勉強しています。
こんにちは、あしながさん
私の名前はガトゥシンダ・ノエルといいます。ブルンジ出身です。私は秋田県の国際教養大学の2年生です。2020年4月から大学の授業はすべてオンラインになりました。友人に会うことができないので、とても寂しいです。(この手紙を書いた当時は2年生で、2021年秋学期から3年生に進級しました。)
そんな間にも、私は秋田の地元の人々との交流をして、米の収穫などの体験をさせていただくことができました。
今年の初めには、数人の学生が大学のキャンパスに戻ることが許可されたので、ソーシャルディスタンスを保つなど注意しながら、交流をすることができました。
私の将来の夢は、母国ブルンジにストリートチルドレンのための学校を設立することです。
私は、教育はすべての変革へのカギだということを、固く信じています。
私は、あしながの100年構想生に選ばれたことをとても光栄に思います。私はあしながさんのおかげで、日本の素晴らしい大学に進学することができました。私はいつかあしながさん全員に直接会って、私たちにしてくださったすべてのことへの感謝を、直接を伝えたいです。次に会える時まで、どうかお元気でいてください。
ノエル・ガトゥシンダ
アフリカ出身遺児奨学生の中には、本会の支援で留学するまで生まれ育った地域から出たことがなく、今日一日をどう生きるかというような厳しい暮らしをしていた学生も多くいます。そんな彼らが今、日本の安全な教育環境で集中して勉強し、多くの機会に挑戦できるのは、皆様のご支援のおかげです。どうぞこれからもアフリカ遺児たちのがんばりを応援してください。