【小中学生学習支援】2021年度修了式を開催!
あしなが育英会は2020年10月より、小中学生対象の学習支援「ラーニングサポートプログラム(LSP)」という新たな取り組みを行っています。LSPでは本会奨学生の大学生が中心となり、遺児家庭の小中学生に学習指導を主とするサポートをしています。
◇ラーニングサポートプログラム(LSP)の詳細はこちら
小学生から社会人までさまざまな参加者が集まったLSP修了式
2022年3月6日、1年間のプログラム期間を締めくくる修了式を開催しました。当初は対面での開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」期間のため、オンラインでの開催となりました。それでも、小学生から高校生、社会人、大学生等ラーニングサポーター、さらに保護者の皆さんまで、40人以上の参加者が集まってくれました。LSPのメインスタッフに加え、これまでLSPをサポートしたあしなが育英会の他部署からの参加もありました。これまでの1年を振り返りながら、参加者同士で交流を深めました。
※前日の3月5日にラーニングサポーターによる「報告会」も実施しました。記事はこちら。
参加者それぞれの成果を発表
修了式では始めに、参加者の成果を発表しました。1時間のサポートを80回以上実施したペアや、AI教材「atama+」の学習時間が100時間を超えた小中学生、「atama+」での科目ごとの最長学習時間を記録した小中学生の発表もありました。保護者や他の参加者からは、この1年間の勉強の成果を称える反応やコメントが続々と寄せられ、参加者の頑張りが伝わってきました。
感謝の気持ちを伝える機会
続いて小中学生、ラーニングサポーター、保護者が、それぞれこのプログラムでの1年間を振り返っての感想やこれからの課題を共有しました。さらに、小中学生からラーニングサポーターへ、ラーニングサポーターから小中学生へ、保護者からラーニングサポーターへとメッセージを伝える場ともなりました。
小中学生からは、新しい学習が身についた、テストの点数が上がったなど、自分自身の成長を実感する声を聞くことができました。また、ラーニングサポーターからは、新たなステージへと進む小中学生への期待のメッセージが贈られました。一番多かったメッセージは「ありがとう」という言葉でした。小中学生からは、この1年間、お互いのために時間を使ってきたことへの心からの感謝の言葉が聞かれ、プログラムスタッフ、参加者ともに心打たれる時間となりました。多くの参加者は、あしなが育英会なしでは経験できなかったまったく新しい体験ができたと話しました。
来年に向けての期待
今年のプログラム期間は3月末に終了し、その後プログラムを評価する段階へと移ります。今回得たさまざまなデータを収集し、今後のプログラムの改善へとつなげていく予定です。LSPは2022年度で3年目を迎え、プログラム自体も進化を続けています。当初は数名の参加者からなる小さなプログラムでしたが、今では多くの参加者が集まるプログラムへと成長しました。LSPは、今後も多くの遺児小中学生に、成長と学習の機会を提供し続けていくことを目指しています。
※あしなが育英会の機関紙「NEWあしながファミリー」175号に、今回の「修了式」と、ラーニングサポーターによる「報告会」についての記事を掲載しています。こちらからご覧ください。