【現地レポート】山口で3年ぶりの街頭募金を実施しました
5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。10月29日(土)には山口県と徳島県、高知県で街頭募金が行われました。本記事では山口での募金の様子を報告します。
山口県では3年ぶりの実施となるあしなが学生募金。県内ではコロナ禍前と同じ新山口駅と下関駅の2か所で、70人を超える大学生や高校生が声を上げました。
当日は各駅に朝早くから学生たちが集まり、準備を始めまていました。中には、朝5時におきて自宅から2時間かけてやってくる学生もいました。
今回初めて募金に参加した大学1年生のあきはさん。緊張の面持ちで、下関駅での先輩のなのかさんによる最初の呼びかけに耳を傾けていました。
募金が始まると、自分自身の声で呼びかけたり、ビラを配ったり、ボランティアの高校生たちに対して、募金の大切さなどを丁寧に説明したり、ちゃんと休憩できているか気を配ったりと大忙しでした。
17時の下関駅前での最後の呼びかけは、あきはさんがおこないました。
私は3歳の頃に過労死で父を亡くしました。幼かったため、父の記憶は全くありません。周りの人からお父さんの仕事は何?と聞かれたり、昨日はお父さんと遊びに行った、など些細な友人の会話を聞くたびに、いつも心がざわついていました。なぜ私は周りの子と同じようにお父さんの話をすることができないのだろう、なぜ家族で休日でかけることがないのだろうと人と比べる毎日でした。
そんな時、担任の先生はいつも私の話を聞いてくださり、時には厳しいアドバイスをくださいました。その回数が増える度に、私の中で先生になりたいという思いが芽生え始めました。ですが、母は重度の精神病を患っているため、就労することが難しく、家庭の経済状況は厳しくなるばかりでした。私は母に大学進学をしたいとは言えず、夢を諦め就職しようと考えていました。そんなとき、先生から親を亡くした遺児や、親に障がいがあり働くことが困難な家庭の子どもを支援してくださるあしなが育英会のことを知り、私は大学進学を諦めることなく、あしながさんのおかげで現在も大学に通うことが出来ています。
私のように夢を諦めている子どもや、金銭的事情から進学を諦めている子はたくさんいます。この奨学金制度を後輩たちにも引き継いでいこうと、今ここに立っています。一人でも多くの子どもが夢をかなえることができるよう、皆様のご協力をお願い致します。
あきはさんの下関駅前での最後の呼びかけのあと、総勢44名の「ありがとうございました!」という声が一斉に響き渡りました。
あきはさんからの感想です。
私は今年度の夏にあしなが学生募金事務局の一員となり、10月29日に初めて街頭募金に参加しました。今回の街頭募金は他の県から受け取ったバトンを繋ぐ全国募金リレー式で、当日は他の県から繋がったバトンを大切に繋ぐという気持ちで呼び掛けをしました。
街頭募金当日だけではなく、数ヶ月から行った街頭募金に向けた準備期間も、私を大きく成長させてくれました。私を成長させてくれたのが、一緒に準備していく先輩の局員方との交流です。先輩たちと話していく中で刺激を貰い、私も頑張ろうという気持ちがとても強く芽生えました。
私たちが生活している中では、なかなか聞くことがないあしながさんからの応援の言葉も、街頭に立つことで実際に聞くことができました。私は家庭環境の関係で、日常生活で辛いことや苦しいことが多くあります。そんな生活の中で聞いたあしながさんからの応援の言葉は、私にとっての大きな力となり、励みになりました。
皆様の温かいご支援、ご協力をありがとうございました。皆様から頂いた応援を胸に、これからも頑張り続けます!
また新山口駅でも、あきはさんやなのはさんの仲間たちが奮闘し、18時まで活動を行いました。
この日の山口県での街頭募金では、48万6573円のご寄付が寄せられました。たくさんのご支援に感謝申し上げます。
また山口の募金は、下記の報道機関に報じられました。リンク先でWeb記事をご覧いただけます。
- 10月26日 朝日新聞
- 10月29日 中国新聞
- 10月30日 山口新聞
- 10月30日 読売新聞
- 11月1日 毎日新聞
- 11月2日 カモンFMしものせき
山口県での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在山口県内では79人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。
あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。
あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。
これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。
遺児たちをそっと支援する「あしながさん」として、子どもたちを応援してくれませんか?