【現地レポート】島根で3年ぶりの街頭募金を実施しました
5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。10月22日(土)には島根県と愛媛県、鹿児島県で街頭募金が行われました。本記事では島根での募金の様子を報告します。
気持ちの良い秋晴れの空が広がった松江市内。
まる3年ぶりの街頭募金復活となったJR松江駅前では、山陰ブロックの学生をはじめ、県内の大学奨学生やボランティアの高校生・大学生、総勢17名が参加し、街頭へ支援を呼びかけました。
開催に向け準備を重ねてきた学生募金事務局山陰ブロックの学生たちは、それぞれが自身の想いを自らの言葉で街頭へと訴えていました。
そのうちの一人、この日拠点責任者を務めたあいさんは、初めての役割に緊張しながらも呼びかけを通じて自らの夢とあしながさんへの感謝の気持ち、そして後輩遺児たちへの想いを街頭へ届けました。
私の夢は研究者として、ワクチンや薬を開発することです。
新型コロナウィルスの感染が拡大した際、世界中の研究者がワクチン開発のために奮闘している姿をみて、私は大きな憧れを抱きました。私も研究者となって感染症のワクチンや薬の開発に貢献したいと思うようになりました。
ただその夢をかなえるためにはどうしても大学に進学する必要がある、でもその時私の家庭には大学に行くためのお金がありませんでした。その時に父が見つけてきてくれたのが、このあしながの奨学金制度でした。
私はあしながさんのおかげで進学でき、夢に向かって進むことが出来ました。今私は大学で生命科学や理学を学ぶことが出来ていて、進学出来て本当に良かったと感じています。
みなさまのあたたかいご寄付のおかげです、本当にありがとうございます。
私は後輩たちにも私と同じように進学して夢を叶えてほしいです。経済的な理由により、進学をあきらめざるを得ない子どもたちがまだまだ沢山います。コロナ禍の影響でその数はますます増加しました。遺児・障がい者家庭の子どもたちにとって進学のチャンスを得ることが、今ある貧困から抜け出せる可能性に繋がります。そんな遺児・障がい者家庭の子どもたちにどうか進学のチャンスを与えてくださいませんか?
学生らの熱のこもった呼びかけに応えるように、この日松江駅前では多くの人がその足を止め、ご寄付や励ましのメッセージを寄せてくださいました。
この日の松江駅前での募金では、17万86円のご寄付が寄せられました。島根の皆さま、ご支援をいただきありがとうございました。
また、島根での募金は下記の報道機関に報じられました。
- 10/21 中国新聞
- 10/23 読売新聞
- 10/23 朝日新聞
- 10/24 島根日日新聞
- 11/8 山陰中央新報
島根での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在島根県内では40人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。
あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。
あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。
これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。
遺児たちをそっと支援する「あしながさん」として、子どもたちを応援してくれませんか?