あしながウガンダ レインボーハウス登録家庭への緊急支援
新型コロナウィルスの流行により、世界各地で封鎖、外出自粛などの措置が取られていますが、あしながウガンダレインボーハウスのある、ウガンダもその例外ではありません。
あしながウガンダでは、日本でのあしなが奨学生に対する支援に引き続き、あしながウガンダ レインボーハウスの子どもたちの家庭に対しても、主に、食糧品や衛生用品の購入などに充ててもらうことを想定して、資金的支援を行うことを決定しました。
封鎖措置(ロックダウン)により、行動に制約がある状況ですが、職員が自転車やバイクを使いながら、各家庭に届ける予定です。
ウガンダの状況と家庭からの声
3月31日に始まった公共交通機関の運行停止や、それに続く店舗営業制限、ソーシャルディスタンスの確保など、ウガンダでは5月5日までロックダウンが執られています。
この措置が及ぼす、あしながウガンダ レインボーハウスの子どもたちへの影響は計り知れません。 多くの家庭が、他の家庭の家事手伝い、ベビーシッターや、路上での食品販売等で生計を立てています。 しかし、ロックダウンの影響により、隣家への立ち入りが制限、営業停止を余儀なくされ、彼らの収入は途絶えてしまいました。
政府により、こうした脆弱な家庭に対する食糧配給措置が行われていますが、残念ながらレインボーハウス近隣のエリアには、まだ支援の手が届いていません。
各家庭からは、食糧を購入する資金が底をついた、子どもたちが不安定になっているといった相談が、職員に寄せられていました。
いくつかの声を抜粋して、 ご紹介します。
あしながウガンダ レインボーハウス家庭からの声
継続的なご支援のお願い
あしながウガンダでは、当時、アフリカ諸国で大きな問題となっていたHIV/AIDSについて、2000年に調査を行って以来、アフリカ東部にあるウガンダ共和国において、遺児たちに対する心のケア及び教育支援を行っています。
現在は、 HIV/AIDSのみならず、他の原因による遺児たちにもその対象を拡げていますが、どの家庭の経済環境も厳しい状況にあります。
しかし、今回の新型コロナウィルスによる影響は、心のケア、教育以前に、生命の危機につながるものです。 特に医療体制が脆弱と言われるアフリカ諸国での蔓延は、生命維持に直結します。 そのため、通常の事業活動ではない、資金的支援を行うこととしました。
一日も早く日常が戻り、ウガンダの子どもたちが笑顔で勉強や遊びに打ち込めるよう、あしながウガンダの活動に対する、皆様の暖かい、また継続的なご支援をお願い申し上げます。