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父母の想いを花に あしながレインボーハウス(東京)

5月18日(日)、あしながレインボーハウス(東京都日野市)で5月のワンデイプログラムが開催され、子ども15名、保護者12名、ファシリテーター24名が集いました。「母の日」と「父の日」をテーマに、子どもたちと保護者はそれぞれ、今の素直な想いを表現したり、自分自身の過去を振り返ったりする時間を過ごしました。

 
※レインボーハウスは、心のケアプログラムに参加する方々が、同じ空間でそれぞれのグリーフ(親しい人や大切な人を失くした時に起こる様々な反応)を落ちついた環境で共有し、安心、安全に過ごせる場所です。プログラムでは、子どもと保護者に分かれ、毎月設定されたテーマにそって、参加者が経験や思いに向き合う時間を持ちます。

花びらでつむぐ父母への言葉|子どもプログラム

「いつもありがとう」「心配しないでね」
普段の生活の中では、なかなか口にするタイミングがないけれど、いつも心にある親への気持ち。「子どもプログラム」では、そんな父母へのメッセージでいっぱいの”花”をつくるワークショップを行いました。

作業は、さまざまなメッセージが書かれた花びら型の用紙から伝えたい言葉を選び、茎に見立てたストローに貼りつけて、一輪の“花”に仕上げる、というものです。子どもたちは、あれでもないこれでもないと、真剣にメッセージを選びます。花びらを手に、「パパはね」「ママはね」と、両親との思い出や日頃の様子などを話してくれる子もいました。幼い子も、花びらに好きなシールを貼ったり、ファシリテーターの手を借りて花を組み立てたり、工夫をしながら取り組みました。

 

花びら1枚1枚に、父母へのメッセージが書かれた“花”

 

完成した“花”は、父母へ渡すのもレインボーハウスに飾るのも、子どもたちの自由だよと伝えてありました。すると、プログラム終了後、保護者と合流し、駆け寄って花を渡す子、後ろ手に持って体に隠す仕草をする子、職員へ託す子など、様々な姿が見られました。

カーネーションに綴る母との思い出|保護者プログラム

「保護者プログラム」でも、花を使ったワークショップを行いました。カーネーション型のメッセージカードに、「母との思い出」を書き込んでいき、全員のメッセージを台紙に貼り付けて花束カードを作りました。

カーネーションの花言葉は、赤色だと「母への愛」、ピンクだと「感謝」など、異なる意味を持っています。花言葉や書きたいことを考えながら、それぞれ、どの色のカードにするかじっくり選んでいました。

使うカードを決めたら、自身の子ども時代を振り返り、「どんな母だったか」、「自分はどんな子どもだったか」など、胸に浮かんだ気持ちを書き込みました。最後は、ブーケの絵が描かれた台紙に、それぞれのメッセージカードを貼りつけて完成です。

「なんでも上手にできる優しい母」、「自分のことより人のために一生懸命な母」、「夢見がちなこども」など、幼き日の自分と母との記憶を綴る言葉が並んでいました。

 

保護者プログラムで作ったカーネーションカード(奥)と、この日のおやつの人参ケーキ(手前)
花瓶にさした紙のカーネーションは職員の手作り

 

◇◇◇

レインボーハウスのプログラムに関心のある方へ

あしなが育英会では、次の5か所にあるレインボーハウスで、親を亡くした子どもたちの心のケア(グリーフサポート)活動を行っています。子どもたち一人ひとりのグリーフ(喪失に伴うさまざまな反応)を支えるため、子どもたちの身体の安全はもちろん、心の安心を感じてもらう環境を大切にしています。


お話を聞いてみたい方、プログラムのご参加を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 


レインボーハウスへのお問い合わせ


レインボーハウスでのボランティアを希望される方へ

レインボーハウスでのプログラムには、ファシリテーターと呼ばれるボランティアの方が不可欠です。
一緒に遊んだり、おはなしをしたりしながら、子どもたちの気持ちに寄り添います。
2日間の「ファシリテーター養成講座」受講後に、実際のプログラムにご参加いただけます。


詳しくはこちら

投稿者

石館 朋子

金融機関の窓口や、区役所の健康相談・家庭相談窓口業務を経て、2025年4月に入局。現在はあしながレインボーハウスにて、死別体験のある子どもたちのグリーフサポートプログラムやファシリテーター養成講座などの運営・広報を担当している。

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