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心の年越しホットライン開催

あしなが初めての試み 
保護者からの電話相談受け付けました

受電者

 12月19日(土)と20日(日)に、あしなが育英会としては初めての試みとなる電話相談「心の年越しホットライン」が開催されました。あしなが育英会のスタッフおよそ30名とボランティアのスタッフ2名が、2日間にわたって、保護者からの電話を受けました。2日間に受けた電話は48件。進路、就職のことから、介護、健康、経済問題と相談内容は多岐にわたりました。「ただ、だれかと話をしたかった」という保護者も。スタッフが真摯に耳を傾けました。

 

 相談件数は48件。内訳は40代15名、50代28名、60代3名、70代と80代が各1名。相談内容としては、多かった順に「進学・奨学金」「経済」「就業」「学業・子育て」「特別義援金のお礼」「心身の健康」「誰かと話がしたい」「社会扶助」「介護」「その他」となっています。

 相談を受けて印象的だったのは、「誰かと話したしたかった」と伝えてくださった利用者が想像以上に多かったことです。友人、家族といえども死別や家族の障害については、なかなか話ができないということでした。ただ、話をするだけ、聞いてもらうだけでも、相談者は「気持ちが軽くなった」といって、明るい口調になっていきました。地域のグリーフサポートにつなぐこともできました。

 また、社会福祉士として長年働いていらっしゃる元あしなが奨学生による相談対応もあり、社会扶助や制度についての相談にもお応えしました。

 

 ホットラインは、保護者の声を傾聴する、必要に応じて社会の制度や窓口におつなぎする、というささやかな役割ではありますが、50年に及ぶあしなが運動において初めての試みでした。今後も、様々な方法を駆使して、奨学生や保護者の皆様を支えていきたいと思います。

 

投稿者

田上 菜奈

あしなが育英会では、会長室、アフリカ事業部100年構想を経て、現在は「お母さん相談室」という部署を担当。保護者からの相談の受付や心のケアプログラムの保護者チームの運営に携わっている。「保護者インタビューまなざし」も執筆している。

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