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NPO法人全国国際教育協会総会で活動報告をしました

「あしながさん」のご紹介から実現した講演会

2022年5月26日、中学校や高等学校で校長や教員を務められた先生方で構成されるNPO法人全国国際教育協会総会にて、あしなが育英会の活動および本会の大学奨学生2名による講演会をさせていただきました。

 

全国国際教育協会は、地球課題の解決のため「共に生きる」人間育成をすすめ市民と学校現場をつなげることを目的に活動されています。今回の講演は、本会を長年ご支援してくださっている「あしながさん」からのご紹介で実施につながりました。

 

当日は日本人奨学生の代表として大隅有紗さん(慶應義塾大学2年)、100年構想生の代表としてアフリカのナイジェリア出身のマイケル・オクワツさん(東京日本語教育センター1年)が登壇しました。

日本人とアフリカのあしなが奨学生が語った志

手前:マイケルさん 奥:大隈さん

 

大隅さんは6歳の時に父を病気で亡くし、高校1年生からあしなが奨学生になり、「つどい」で遺児家庭の同世代に出会いました。仲間と交流する中で、社会にある経済格差の存在を実感し、この経験から教育格差にも関心を持ちました。現在は慶應義塾大学で教育学を学ぶ一方、あしなが学生募金局員(東東京ブロック・コミュニケーションユニット)をはじめ、「教育格差が進む中で、学校以外に提供できる学びの場を作りたい」と考え、あしなが育英会が展開するLSP(ラーニング・サポート・プログラム)で、遺児家庭の小中学生に対しても学習支援ボランティアを行っています。

 

マイケル・オクワツさんは11歳の時に父を亡くしました。厳しい環境にもめげず、地域の若者のリーダーシップを向上する団体の立ちあげなど意欲的に活動した後、100年構想生として選ばれました。母の貿易ビジネスを手伝いながら、インターネットを通じて「あしなが運動」の哲学を学んで視野が広がり、同時に日本語にも興味をもっていたため、日本留学を決意。コロナ禍における出国制限にめげず日本語を勉強し続け、今年3月に来日を果たしました。現在は東京日本語教育センターで日本語を勉強しており、日本の大学受験を目指しています。将来は日本における発達した技術や製造業等における効率性を学び、母国の地方の発展に貢献したいと考えています。

教育こそが格差や違いを乗り越え、子供たちに未来への夢を与える

講演の後には活発な質疑応答がなされました。参加者の中に、「実は私もあしながさんなんです」という声も聞かれ、参加学生は「あしながさんに会えた!」と笑顔がこぼれました。

「教育こそが格差や違いを乗り越え、子供たちに未来への夢を与えることになる」と確信して歩んでおられる全国国際教育協会と思いを共にする時間となりました。

 

ご寄付をありがとうございました。

右から:ご紹介者の高橋様、協会理事長の矢田部様、マイケルさん、大隅さん

 

NPO法人全国国際教育協会ウェブサイト

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