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「金沢美大ワークショップ」が行われました

9月18日(日)仙台レインボーハウスを会場に東日本大震災(他災害も含む)、病気、自死、事故などで親をなくした子どもたちと、そのご家族を対象に「金沢美大ワークショップ」が行われました。

 

このワークショップは、2016年より金沢美術工芸大学様(以下、金沢美大)の学生と、学生たちをサポートする三谷産業株式会社様の協力のもと始まりました。「親をなくした子どもたちが、ワークショップを通して、ものづくりの楽しみを知り、その技術を自分のものとして活かしていけるようになってほしい」という願いが込められています。

 

今年は「~将来住みたいこんな街~ジオラマ制作」「みんなで飛ばそう!飛行機クラフト」2種類の“ものづくり”を体験しました。

 

「~将来住みたいこんな街~ジオラマ制作」

 ひと塗りするだけで土や芝、コンクリート風になる塗料、情景シート、ミニチュアの人形といった様々な素材をご用意いただき「将来住みたい街」を想像しながら、自由に素材を選び、制作に取り掛かりました。手先を使った細かい作業ということもあり、子どもたちの表情はみるみる真剣に。

だんだんと「海辺の街」「砂漠と境目の街」「自然豊かな街」「歴史的建造物と現代の街の融合」など様々なアイディアが飛び交い、形となった全ての街を結合したときには大きな歓声が沸きました。子どもたちは自分の街について説明をしたり、街全体を見て更に発見したことを教えてくれたりしました。

 

ジオラマを制作する男の子

 

制作したジオラマ

 

 

「みんなで飛ばそう!飛行機クラフト」

 ゴムを使った飛行機や羽の形を工夫し、自分でカスタムするオリジナル飛行機を作りました。“どうしたら高く遠くへ飛ぶのか?”作っては飛ばし、微調整しては飛ばし…、手と頭をふんだんにつかって、子どもも大人も夢中になって制作しました。

天井が高くバレーボールコート1面分もある広々とした多目的ホールで、一斉に飛ばして競争!目標到達地点は“エベレスト級”の20メートル。全員の「せーの!」という掛け声が響き渡り、わくわく楽しい時間となりました。

参加したご家族の方からは「普段、紙飛行機を飛ばして遊べるような環境がないので、のびのび遊べて良いですね」といった感想をいただきました。

 

 

飛行機を制作する男の子

 

飛ばした飛行機

 

 

コロナ禍だった2020年、2021年はオンライン開催を余儀なくされ、2年ぶりに対面での開催が実現しました。金沢美術工芸大学と三谷産業株式会社のみなさん、今年も構想から準備に力をいれ、充実したワークショップを開いていただき、本当にありがとうございました。

 

金沢美術工芸大学様

 

三谷産業株式会社様

投稿者

山下 高文

東日本大震災から約1年後の2012年に入局。入局前から、学生ボランティアとして死別体験をもつ子どもたちを支えるグリーフサポートプログラムに関わる。 現在は、職員としてプログラムの企画・運営・進行を行っている。

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