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みんなで過ごすクリスマスは笑顔がいっぱい|仙台レインボーハウス

12月15日(日)、仙台レインボーハウスでは「クリスマス開館日」を開催しました。
東北での今年最後のプログラムとなったこの日は、宮城県だけでなく、岩手県や山形県など、県外から足を運んでくださった方もいました。子ども14名、保護者13名が参加し、14名のファシリテーターと一緒に、クリスマスの雰囲気を楽しみました。

当日のプログラムは、毎年恒例となった音楽と朗読によるクリスマスコンサート、ランチタイム、子どもたちのための自由時間、職員によるお楽しみ会の4つです。

クリスマスコンサートと朗読会

クリスマスコンサートと朗読会は、仙台市内で音楽活動をされているVivo²による企画・実施で、2019年から続いている人気イベントです。


今年、朗読していただいたのは、東北出身(岩手県)の童話作家である宮沢賢治作『どんぐりと山猫』です。2人の女性が、お互いの声ひとつで何役にも変化しながら掛け合い、お話が進んでいきました。途中で、笛や太鼓も使って、情景を表現するようすは圧巻そのもの。子どもたちだけでなく、大人たちも、すっかりお話の世界に引き込まれてしまいました。

 

音楽会は、ヴァイオリンとピアノによる2つの演目の合奏があり、その後、Vivo²代表の岩城美和さんが3曲、歌を披露してくださいました。

〈合奏〉

・チャイコフスキー「花のワルツ」

・「サイレントクリスマスメドレー:神の御子は~もみの木~きよしこの夜」

 

〈歌唱〉

・オリジナル曲「森の向こう」

・「You Raise Me Up~祈りバージョン~」(オリジナルアレンジ)

・薬師丸ひろ子「皆勤賞」


コンサートの最後は、参加者全員で「ふるさと」を合唱しました。終わっても拍手が鳴りやまず、アンコールまで。リクエストに応えて岩城さんが「星に願いを」を歌い、締めくくってくださいました。歌を聴きながら涙ぐむ方がいらっしゃるほど、とても心に響く素敵な時間となりました。

 

朗読会の様子。声ひとつで何役にもなってお話が進んでいく

 

代表の岩城美和さん(写真右側)による歌唱

 

最後は全員で「ふるさと」を合唱

好きなケーキが選べる!クリスマスランチ

コンサートのあとは、待ちに待ったランチタイム。全員が食堂に集まり、お弁当とケーキを食べました。今年のケーキは、「苺と生クリーム」、「チョコレートコーティング」、「抹茶チョコレートコーティング」の3種類から選べるようなっていて、子どもたちは真剣な顔で、それぞれの好きな味を選んでいました。

 

食事中も、学校のこと、最近あった出来事など、話題が尽きません。おしゃべりしながらランチを楽しみ、最後まで、「お腹いっぱいだ~!」「美味しかった~!」と食堂は賑やかな声で溢れていました。

 

親子の間にファシリテーターが混ざり、大家族の食卓のような光景に

 

ランチタイムの後は、自由時間です。さっそく、「鬼ごっこする人~!」と声をかけて回る子どもたち。多目的ホールに集まり、鬼ごっこやドッジボールを楽しみました。また、食堂でファシリテーターとお喋りしたり、「火山の部屋」や「遊びの部屋」で過ごしたりと、それぞれ、思い思いに過ごしました。

 

多目的ホールで元気にドッジボール

あしながさんからのクリスマスプレゼント

最後のプログラムは、職員によるお楽しみ会でした。まずは、学齢ごとにわかれてミニゲームを楽しみました。その後は、子どもたちへのクリスマスプレゼントタイムです。職員から、これから渡すプレゼントがどこから、そして、どんな方たちから届いたのかを一つひとつ丁寧に紹介し、「国内外に、みんなのことを想ってくれている“あしながさん”がいるよ」と伝えました。


サンタ帽をかぶったスタッフが、プレゼントが詰まった袋を手渡していくと、子どもたちの顔には大きな笑顔が。さっそく、もらったプレゼントを見せ合い、たいへん盛り上がっていました。

 

今回のプログラムの感想用紙には、子どもたちからあしながさんへの感謝の言葉が並んでいました。英語で「Thanks presents. everyone happy!」とメッセージを書いた中学生の男の子も。子どもたちの嬉しい気持ちが、感想文に溢れていました。

 

 

年齢別でレベルを分けた、職員手作りのミニゲーム。絵合わせパズルに取り組む男の子

 

声を掛け合い、9個の言葉に並び替える中学生チーム。仲がさらに深まった

 

プレゼントを袋いっぱいにもらった女の子

 

今年も、あしながさんからの様々なプレゼントを、無事に、子どもたちへ届けることができました。温かいお気持ちをお寄せいただき、本当にありがとうございました。

 

◇◇◇

レインボーハウスのプログラムに関心のある方へ

あしなが育英会では、次の5か所にあるレインボーハウスで、親を亡くした子どもたちの心のケア(グリーフサポート)活動を行っています。子どもたち一人ひとりのグリーフ(grief:喪失に伴う様々な反応)を支えるため、子どもたちの身体の安全はもちろん、心の安心を感じてもらう環境を大切にしています。


お話を聞いてみたい方、プログラムのご参加を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 


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レインボーハウスでのボランティアを希望される方へ

レインボーハウスでのプログラムには、ファシリテーターと呼ばれるボランティアの方が不可欠です。
一緒に遊んだり、おはなしをしたりしながら、子どもたちの気持ちに寄り添います。
2日間の「ファシリテーター養成講座」受講後に、実際のプログラムにご参加いただけます。


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投稿者

四海結花

2016年に入局。入局前から学生ファシリテーターとして携わる。現在は東北レインボーハウスに勤務し、死別体験をもつ子どもたちのグリーフサポートプログラムの企画・運営・広報などを担当。

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