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大分からウガンダへ、ビジネスの架け橋に 100年構想生のインターンシップ体験

*「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」とは=Ashinaga Africa Initiative

サブサハラ・アフリカ地域の各国から毎年1人ずつ優秀な遺児を選抜し、世界の大学に留学する機会を通して、将来様々な分野で活躍し、母国の発展を担うリーダーを育成するという構想です。

 

2020年、夏。

 

ともにウガンダ出身のペイシェンスさんとウォルターさんは、その日、大分県の青空の下、青いツナギに身を包み、白いヘルメットをかぶって、車の底面を見上げていました。

 

二人がいたのは、大分県にある株式会社ビッグウェーブカワサキ(BWK)。
1979年に設立されて以来、自動車解体と日本国内での中古自動車部品の販売と普及を行ってきた会社です。

 

株式会社 ビッグウェーブカワサキ

 

2004年には、国際規格であるISO14001(環境マネジメントシステム)を認証取得し、事業活動を通じて、環境保全と資源の有効活用、自動車中古部品の普及、循環型社会の構築への貢献を目指しています。近年は、海外への中古車および自動車中古部品の輸出、資源としてのリサイクル等にも着手しており、カメルーンをはじめアフリカ大陸での事業拡大に取り組んでいます。

 

ペイシェンスさんとウォルターさんは100年構想生として来日し、日本の大学に在籍している大学生。ペイシェンスさんは関西学院大学でビジネスを、ウォルターさんは東海大学で電気工学を学んでおり、二人は夏休み期間を利用してビッグウェーブカワサキで2週間のインターンシップを行っていたのです。

 

 

自動車整備を学ぶ二人

 

ビッグウェーブカワサキの現場で学んだのは、自動車整備、コンテナ輸送、自動車のリサイクル、オークション、自動車販売などの実務から、事業計画策定やリサイクル法などの理論などまで幅広く、滞在期間中には大分県内の他の自動車ディーラーを訪問して話を聞くこともできました。

 

期間終了後には、インターンシップ報告会を開催。ビッグウェーブカワサキの甲斐社長や本会アフリカ事業部の職員を前に、それぞれの学びを報告しました。

 

 

ウォルターさん 「工場に足を運び、モノが作られる過程に触れることができた実体験は非常に貴重でした。電気工学専攻の学生として、大学で学んだ理論的な知識を実際のビジネスに応用する方法を学ぶことができ、とても楽しかったです。さらに、工場管理や事業計画、実践的なスキルなどについても多くを学びました。今は、コンテナ産業とリサイクルにとても興味があります。こうした学びをウガンダに持ち帰りたいです。このインターンシップは私の将来にとって貴重なネットワーキングの機会にもなりました。」

 

ペイシェンスさん 「(ここでのインターンシップのおかげで)とても貴重なつながりを持つことができました。ビッグウェーブカワサキの甲斐社長を通じて、アフリカでのビジネスに精通した多くの方々と出会うことができました。この出会いは将来、自分の職業選択にもきっと役立つと思います。また、事業計画や車の修理方法についても学ぶことができました。そして、日本人と一緒に仕事をするときに大切なことを学ぶことができました。私たちの仕事ぶりを見ていただくことで、より多くの留学生たちが日本国内でのインターンシップに参加する道を拓くことができたのではないかと思います。」

 

二人の報告を聞いたビッグウェーブカワサキの甲斐社長は、次のようなコメントをくださいました。

 

ビッグウェーブカワサキ・甲斐社長 「2週間のインターンシップ期間中、ペイシェンスさんとウォルターさんは積極的に自分の意見を共有し、質問を行い、貪欲に多くのことを吸収していました。この短い期間で私たちのビジネスのあらゆる側面を学んでもらうことができたと思います。私たちにとっても、自分たちのビジネスを教える素晴らしい経験であっただけでなく、アフリカの中古車市場をめぐる現状等、お互いから多くを学ぶことができました。ビッグウェーブカワサキは、カメルーンで自動車リサイクルシステムを導入するプロジェクトを開始しました。そして今後はアフリカ市場についてもっと学んで行きたいと思っています。」

 

42年という長い歴史を持つビッグウェーブカワサキで多くのことを学び吸収した二人。

未来の日本とアフリカをビジネスで繋ぎたいと考え、将来ウガンダにこのインターンシップで

学んだことを持ち帰るという想定で、ウガンダの実情に基づいたケーススタディにも取り組みました。

 

アフリカ諸国から来日した100年構想生たちがこうして、様々な日本企業で実体験を通して学ぶことにより、日本とアフリカの未来を繋いでいくことができます。

 

ウガンダから大分、そして大分からウガンダへ。
今回の素晴らしい交流もそんな未来の架け橋のひとつになることでしょう。

 

 

 

「ありがとうございます!」

 

※アフリカ事業部では、日本国内でのインターンシップの受け入れ企業を増やすために、2019年夏に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の終了後も、一般社団法人アフリカ開発協会(AFRECO)や株式会社毎日新聞社などとともに、アフリカでのビジネス展開に関心のある日本企業と100年構想生を繋ぐ取り組みを続けています。今回、アフリカでのビジネス展開に関心のある日本企業を支援している株式会社クニエからの紹介で、ビッグウェーブカワサキでのインターンシップが実現しました。

 

第7回アフリカ開発会議(TICAD7)

一般社団法人アフリカ開発協会(AFRECO)

株式会社毎日新聞社

株式会社クニエ

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