2018年9月に本会奨学生の保護者2,635人から寄せられたアンケート回答によると、遺児家庭の手取り月収の平均額は、一般家庭の半分以下の14万6,380円となっています。さらに失業率は一般家庭の2.8倍、「給付型奨学金制度のおかげで進学できた(給付金がなければ進学できなかった)」の選択率は31.9%と、遺児をとりまく経済的な問題が浮き彫りになりました。
生まれた環境によって進路を閉ざされてしまう状況を変えなければ、貧困の連鎖は止まりません。本会は、遺児の大学進学率33.7%を、一般家庭の子どもと同じ49.7%に引き上げることを目指しています。
