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心塾生特製!「ロレックス」はいかが?

コラム 2024.12.29

「ロレックス」と聞くと、多くの人は高級腕時計メーカーをイメージすることでしょう。しかし、本会がアフリカで初めて事業に取り組んだウガンダ共和国では違います。ウガンダで「ロレックス」といえば、野菜入りのオムレツを、チャパティという薄焼きパンで巻いたローカルフードのことなのです。「Rolled Eggs(巻いた卵)」がなまってロレックス(Rolex)と呼ばれるようになったという説が有力で、ウガンダでは大定番の屋台グルメとして人々に愛されています。

 


ウガンダレインボーハウス近くのロレックスの屋台(提供:渡邊さん=現在あしなが海外研修生としてウガンダに滞在中)


ロレックスを手に笑顔の渡邊さん(中央)とウガンダレインボーハウスに通う子どもたち。みんなロレックスが大好き(提供:渡邊さん)


11月3日、神戸市で開催された秋祭りを訪ねると、ある屋台に「ロレックス from ウガンダ」の看板が掲げられていました。本会の大学奨学生寮「虹の心塾」(神戸市東灘区)の塾生たちが地域交流の一環として、心塾のある深江地区の「ふかえ~な祭り」(同実行委主催)に、屋台を出したのです。虹の心塾には、あしなが海外研修生としてウガンダで1年間を過ごした大学生や、ウガンダ人留学生が住んでいます。普段お世話になっている地域の方々に、ウガンダの食文化を紹介しようと、企画されました。


 屋台で調理をする塾生たち

 

熱々の鉄板でトマトと玉ネギ、ピーマン、キャベツ入りのオムレツを焼き、別に焼いていたチャパティでクルクルと巻き、再び鉄板で温めたら完成です。味付けは塩のみのシンプルな料理ですが、野菜や卵の自然な風味をしっかりと感じられる、飽きのこない味わいがあります。



出来上がったロレックス。下に敷かれているのは、ウガンダの伝統布「チテンジ」


海外研修生としてウガンダで暮らした経験を持つ塾生の久保田さん(大4)は、「ウガンダで食べたロレックスの味を、かなり再現できた」と太鼓判を押していました。

塾生たちは手分けをしてロレックスを作ったり、呼び込みをしたりして、祭りを盛り上げていました。見事完売…とはなりませんでしたが、地域の方々にウガンダやあしながを知ってもらう良い機会となりました。



参加した塾生たち

同じく元ウガンダ研修生で、企画を中心に進めた宮本さん(大4)は」、「小さな子どもが『美味しい!』と大きな声で言ってくれたのが嬉しかった。地域とつながれる貴重な機会なので、後輩たちには来年以降も継続して取り組んでほしい」と話していました。


※屋台の売上はふかえ~な祭り実行委員会に入り、祭りの運営費用に充てられました。

投稿者

島田 北斗

小6で父を亡くした奨学生OB。「後輩遺児たちの人材育成に携わりたい」と2016年に新卒で入局。海外担当や関西エリア担当などを経て、2023年から2度目の神戸勤務。現在は学生寮「虹の心塾」、中四国エリア、広報を担当。学生たちと向き合う日々を送る。

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