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災害などの危機発生時に子どもたちの心をケアするために必要な心得とは?

コラム 2021.12.28

いまだに先が見えないコロナによる未曾有のパンデミックは、世界の歴史を変えるほど大きく、災害級の出来事です。コロナ禍は社会に多くの影響をもたらし、子どもを取り巻く環境も否応なしに変化させています。今回は、危機発生時の子どもの心のケアのポイントや大人に求められる対応などを詳しく解説しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と心のケア

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と心のケア

 

子どもは、自分ではどうにもできないコロナなどの危機的状況下を体験した場合、大きな負担を抱えることがあります。本人も気づきにくい子どものストレスや不安に関心を向けてください。

子どものSOSを見逃さないために

子どもが怒りっぽくなったり、急に乱暴な言葉使いをするようになった。反対に、聞き分けがよくなった。なぜかしっかり者になったなど、子どもに今までとは違う言動が見られたら、それらは子どもからのSOSの可能性があります。

子どもは心理的ストレスにさらされると、身体的症状や行動面の変化として現れることが多くなると言われています。そのため、オンライン授業など、学校生活が大きく変化するなかで、子どもの以前とは違う様子を見落とさないことが大事です。

生活様式や環境の変化に馴染めず戸惑う大人もまた少なくないため、子どもの見守りをしつつ、大人自身もセルフケアを意識しましょう。

周囲が気づきやすいストレスサイン(異変)

【行動の変化】

・学校に行きたがらない。

・ゲームや習い事など、好きなことでもやりたがらない。

・ささいなことで物を壊したり、人に攻撃的になったりする。

・何度も手を洗ったり、少しの汚れで着替えたりする。

・一人になるのを怖がる。

【からだの反応】

・食欲がない、あるいは過食になる。

・体の痛みやかゆみを訴える。

・眠れない。

・夜尿が始まる、あるいは増える。

・以前には見られなかったチックが出たり、チックが激しくなる。

【表情や会話】

・ぼんやりしている。

・ささいなことで泣く。

・元気がない。

・喜怒哀楽が激しい、あるいは無表情になる。

・学校や友達のことを話たがらない。

出典:文部科学省「子供の心のケアのために」(保護者用)

 

「普段の様子とどこかが違う」「今まではこんなことはしなかった(こんなことはなかった)」など、いつもと違うことに注意を払いましょう。

 

身近な大人にできること

一番身近な大人にしかできないこと

 

子どもの心のケア|3つのポイント

子どもの出すサインは年齢によって違いますが、心のケアに必要な3つのポイントを知っておきましょう。

1.「安心感」を与える

第一に、子どもの周りは安全で安心できる場所だということをしっかり伝えてあげましょう。親や周りの大人が子どもとのスキンシップや一緒にいる時間を増やして、できるなら家族で一緒に遊ぶ時間を持ってください。楽しい時間を親や兄弟と共に過ごすことで、自分は一人ではないという安心感が得られます。

2.できるだけ普段通りの「日常」を保つ手助けをする

可能な限り子どもが食事や睡眠時間、歯磨き、着替えなどの「普段の習慣」を続けられるようサポートしていきましょう。普段通りに日常の生活を保つことは、子どもの安心につながります。

また、遊びも子どもにとって大切な「日常」です。無理強いせず、ありのまま楽しく遊ばせてあげましょう。

3.子どもの「力」を信じる

子どもが「学校に行きたがらない」「友達と遊ばなくなった」「無口になった」「気持ちが抑えられなくなり乱暴になった」などの言動を一時的に示すのは、正常で自然なことです。子どもは、さまざまなサインを出しながら、自分の生活の安定や自分を守ってくれる大人との信頼関係を確認しているのです。そして、子どもには自らの心の状態を回復する力が備わっています。

子どもに「安心感」を与え、子どもの「日常」の生活を支えながら「回復する力」を信じ見守りましょう。そのためには、子どもの身体的変化・行動的変化、気になる言動や表情などを注意深く観察することが大事です。

 

あしなが育英会の心のケア活動を担うレインボーハウス(神戸・東京・仙台・石巻・陸前高田)では、遺児家庭を対象に、コロナ禍における影響の調査を2020年の6月に行いました。結果はこちらでご覧いただけます。

 

また、レインボーハウスでは子どもや保護者たちに、セルフケアに役立つ資料をお知らせしています。こちらでご覧いただけます。皆さんにも役立てていただけたら幸いです。

個別の支援が必要な子どもたちも

 

コロナ禍においては、大人も強いストレスと不安を抱えているのが現状です。そのため、大人のイライラやうっぷんがDVに向かうことや、子どもの生活のケアが十分になされないことも懸念されます。必要があれば、メンタルヘルスの専門家(スクールカウンセラー・医療機関など)に相談しましょう。

 

 

 

 

 

あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。

 

あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。

これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。

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