【動画】春の「あしなが学生募金」オープニングセレモニーが開催されました
4月20日(土)から全国約130ヵ所で実施される「第107回あしなが学生募金」(主催:あしなが学生募金事務局、協力:一般財団法人あしなが育英会)の全国オープニングセレモニーが13日(土)、東京都の新宿駅南口で開催されました。セレモニーには学生募金事務局のメンバー27人と、あしなが育英会会長代行の村田治が参加し、春の街頭募金の開始をPRしました。
あしなが学生募金は、本会大学奨学生を中心に組織される「あしなが学生募金事務局」によって、毎年4月と10月に実施される募金活動です。活動で集められたご寄付は全額が本会に寄付され、2分の1は日本国内の遺児や親に障がいがある子どもの奨学金、2分の1はサブサハラ・アフリカの遺児の高等教育支援費として使わせていただいています。
街頭募金には、本会大学奨学生や100年構想生として日本の大学で学んでいるアフリカ出身の遺児学生、高校生などのボランティアが参加し、遺児支援を呼びかけています。
正午に開始したセレモニーではまず、司会の嶋崎美月さん(学生募金事務局員・本会大学奨学生)が、「あしなが育英会が今年4月に高校へ入学する中学3年生の遺児を対象とした奨学金を募集したところ、申請者は過去最多の1800人でした。しかし、申請者の急増に奨学資金が追いつかず、54.7%にあたる985人が不採用という結果になりました」と、あしなが奨学金の現状を説明。さらに「私たちはこうした現状を受けて、一人でも多くの遺児に奨学金を届けるため、来週末からの第107回あしなが学生募金に全力で臨みます」と今回の街頭募金の趣旨を話しました。
奨学金の現状を説明する嶋崎さん
続いてマイクを握った会長代行の村田治は、「日本の貧困率は極めて高く、生活保護世帯の遺児が高校や大学に行くことができるかが大きな課題です。望む人がみな高校、大学に行くことができるように、ご支援をよろしくお願いします」と、学生募金への協力を呼びかけました。
支援を呼びかける村田治
そして学生募金事務局首都圏エリアマネージャーの岩田峻さん(本会大学奨学生)が、春の街頭募金の第一声を上げました。
私自身も、あしなが育英会の奨学金を受けている遺児の一人です。小学生の時に父親を亡くし、その数年後には母親の病気が発覚しました。当時は将来が見えず、憂鬱な毎日でしたが、兄やあしなが育英会から支えられたことで、進学を決意することができました。
経済的な理由で進学をあきらめてしまう子どもたちや、あの時の自分のように前が見えず、どうすればいいか分からなくなってしまう子どもたちがたくさんいます。世界中の遺児たちが自分の夢に向かって頑張るためにはどうしてもみなさんの力が必要です。世界中で困っている誰かのあしながさんになってください。
岩田さんの熱意のこもった呼びかけを聞いて足を止め、募金箱に手を伸ばしてくれた方も多くいらっしゃいました。
「あしながさん」の衣装に身を包んだ岩田さん
いよいよ来週末に迫った春のあしなが学生募金。学生たちは2月から本格的な準備を進めてきました。一人でも多くの遺児に奨学金を届けようと、全国の学生たちの心は一つになっています。各地での街頭募金に、ぜひご協力をいただければ幸いです。
第107回あしなが学生募金
日程
2024年4月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
各日12~18時
※実施場所によって実施日や時間が異なる場合があります。詳しくは「あしなが学生募金公式WEBサイト」の「実施場所」ページをご確認ください。
実施場所
全国約130ヵ所で実施予定です。「あしなが学生募金公式ウェブサイト」の「実施場所」のページに一覧を掲載しています。道路使用許可や天候等の事情で、募金当日まで変更の可能性があります。当日の朝に「あしなが学生募金WEBサイト」(下のボタン)で実施状況をご確認いただきますようお願いいたします。
募金の使いみち
あしなが学生募金で集めた募金の全額を「一般財団法人あしなが育英会」に寄付し、大切に使わせていただきます。
うち2分の1は、日本国内の病気・災害・自死(自殺)で親を亡くした子どもたちや親が障がいで働けない家庭の子どもたちのための奨学金(国内遺児の奨学金)となり、残り2分の1は、サブサハラ・アフリカ遺児の高等教育支援費となります。
「募金には行けないけど応援したい!」という方へ
あしなが学生募金をネット募金で応援
ネット募金へのご寄付は、2分の1を国内遺児の奨学金として、2分の1をアフリカ遺児の奨学金として使わせていただきます。
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ご都合に合わせたご寄付方法をご利用ください。