虹の心塾生がだんじり祭りで地域交流|神戸
5月4日、本会が運営する遺児大学生寮「虹の心塾」(神戸市東灘区)の塾生が、心塾がある深江地区の「大日霊女(おおひるめ)神社例大祭」に参加し、だんじりを曳いて街を練り歩きました。
この祭りへの参加は虹の心塾が開塾した1999年からの恒例で、今年は2人の留学生を含む6人の塾生が参加し、地域の方々と交流を深めました。
お囃子に合わせて、一日中深江地区を練り歩いた。後ろに写る建物は神戸虹の心塾レインボーハウス
参加した1年生の吉田さんは、「だんじりの上に登らせてもらい、普段と見える景色が違って興奮した。貴重な経験をできて嬉しい」と笑顔を見せていました。
同じく1年生で、100年構想生としてザンビアから来日したデボラさんは、「YouTubeでだんじりの映像を見て興味を持った。日本の伝統文化を体験してみたかった」と参加。「疲れたけど本当に楽しく、刺激的な一日だった」と語りました。
高さ約4メートルのだんじりの上に登り、地域の方と一緒に踊る塾生たち。左手前が吉田さん
100年構想生のデボラさん(左・ザンビア出身)とボアゴさん(ボツワナ出身)
江戸時代中期から続く東灘区のだんじり。区内にある32基のだんじりは、それぞれの地区の結束力の象徴と言われています。
大学進学のために生まれ育った街を離れ、この深江地区へやって来た塾生たちですが、祭りへの参加を通して地域の一員であることを実感できたようでした。