遺児を支えるボランティアの力
あしながの遺児支援活動は多くのボランティアに支えられなりたっています。小中学生遺児の心のケア活動をおこなうファシリテーターや小中学生遺児へのオンライン学習支援を行うラーニングサポーター、奨学生へのプロボノ研修の提供、そしてあしなが学生募金の街頭募金ボランティアなど、様々な活動においてボランティアが遺児の成長や進学を支えてくださっています。
そのなかでもあしなが学生募金は、もっとも多くのボランティアが参加する活動です。コロナ禍前の通常の街頭募金では、なんと一年にのべ2万人ものボランティアが参加し、遺児の進学のために募金を呼びかけてくださっていました。
今年5月に始まったあしなが学生募金の全国募金リレーでも、各地で多くのボランティアがあしなが学生募金事務局の学生や本会の奨学生と一緒に街頭に立っています。その多くは中学や高校の生徒会やボランティア部などの生徒のみなさんです。
2022年5月14日 北海道・札幌駅前
街頭募金でボランティアの方には、募金箱を持っての呼びかけやリーフレットの配布などをお願いしています。最初は緊張してなかなか声を出すことができない人も多いですが、ほとんどの方はすぐに慣れ、大きな声で「あしなが学生募金を行っています! ご支援とご協力をよろしくお願いします!」と呼びかけてくださっています。
今年5月から7月にかけて行われた全国募金リレーに参加したボランティアからは、下記のような感想が寄せられました。
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遺児・障がい者家庭の子ども達の問題についてより深く知ることができました。また、募金してくださる方も多く、多くの方の善意を知ることができました。これからも自分に出来ることをボランティア活動に限らず積極的にしていきたいです。
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初めての募金活動だったのですが、沢山の方々に募金してもらい自分の事のように嬉しかったです。この活動で沢山の世界の人の力になること願っています。
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何枚もお札を入れてくださる方や、学生や小学生の方々が募金をするためだけに来てくださったり、本当に感動しました。励まされました。このボランティアを出来て本当に良かったです。
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募金の大切さと、募金してくださる方の暖かい気持ちを感じることができました。これからも自分にできることはなんなのか、考えながら生きていこうと思います。とても貴重な経験になりました。
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今回の募金活動で遺児や障害者家庭のこどもたちに関心を持つことが出来ました。私たちの呼び掛けによって募金してくださる方が多くいて、暖かさを感じ、また達成感を得ることが出来ました。私もこれから募金活動を見かけたら必ず募金をしよう思います。
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今までこの様な募金をスルーしていた事が多かったが、困っている子ども達が多くいるという事を知りました。募金してくれる大人の方が多くて驚きました。私もこれからは積極的に募金活動に参加したいと考えました。
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なんとなくあしなが募金の名前は今まで知ってたけど今回参加して具体的になんのための募金なのか知ることが出来て良かったです。それに実際に貧困だったけどこの募金のおかげで進学できたという実体験を聞き、この募金が実際誰かの助けになっているということが感じられて、本当に意味のある募金なんだということが分かりました。
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通り過ぎてしまう人が多い中で募金活動の難しさを感じたが、募金してもらった時は本当に嬉しく、達成感を感じることができた。
ボランティアの多くは、街頭募金に参加することで様々な学びや気付きを得られているようです。
10月から再開する全国募金リレーでも、街頭募金ボランティアを募集しています。ご参加をお待ちしています。
詳しくはあしなが学生募金のウェブサイトをご覧ください。
2022年7月9日 兵庫県・姫路駅前
11万人もの遺児の進学の夢を叶えたあしなが運動。この運動は多くのボランティアの力に支えられて、今日まで続いてきました。
これからもボランティアの力をお借りしながら、遺児支援運動を前に進めていきたいと思います。
2022年6月11日 群馬県・前橋駅前
2022年7月9日 兵庫県・三ノ宮駅前